無料のiPhoneアプリ(Evernote×Genius scan)を利用して名刺管理をする方法(前編)
「必要な時に必要な名刺が探せない」そんなイラッを払拭します
ビジネス系なネタとしてはベタなテーマではありますが、2回に分けて名刺管理についてのお話を。
本題の前に、名刺にまつわる個人的な苦い思い出を一つ。
営業のような人の名前と顔を覚える必要のない職種だったこともあり、ほとんど意識的に名刺を管理することがなかった若手社員時代を過ごした管理人は、年齢と職責が上がった段階でもそのノリでやり過ごしていました。
若いうちは責任もそれほどなく、自己完結で仕事をこなしていればなんとかなる業務内容だったこともあり、とりたてて不具合がなかったわけですが、職責があがるにつれ、他社との関係性の中で仕事を進めていくことが圧倒的に多くなるわけです。
それにも関らず、名刺の管理を怠った結果として、時々顔を合わせる程度の相手はもちろん、結構長く付き合いのある取引先の担当者の名前が実はわからない、そして今さら聞けない、などというビジネスパーソンとしてはあってはならない事態がしばしば発生してしまったのです。
そんな状況に危機感を感じて一念発起、現在は必要な時に迅速に名刺が取り出せるようになっています。
というわけで、以下その具体的方法のご紹介です。
まず用意するアプリは2つ。
Evernoteカテゴリ: 仕事効率化 更新: 2011/12/19 |
言うまでもないクラウドサービスの大定番「エバーノート」、いやほんとにベタですみません
Genius Scan - PDF ScannerThe Grizzly Labs カテゴリ: ビジネス 更新: 2012/2/1 |
スキャナアプリといえば”JotNot Scanner”や”CamScanner”(いずれも無料版あり)が有名ですが、個人的にはこのアプリが一番使いやすく重宝しています。
まずはこの”Genius Scan”からエバーノートへのアップロードする方法
シャッターボタンで撮影後が下の画像。
少々歪んでいても全然問題ありません。
自動的に枠に沿ってキャプチャしてくれます。
ここはモノクロで十分。
台形の歪みもばっちり補正。
ファイル形式はPDFではなくJPEGがおすすめ。(PCで閲覧した際視認性が良いのです)
たまにこの過程がうまくいかない時があります。その場合はもう一度タップを。
これでエバーノートにアップロード完了。無料版の場合、ノート名の変更やタグ付けはできないので以降はエバーノート上での操作となります。
世の中にはキャプチャ―の段階でOCR認識してくれるアプリも存在しますし、ScanSnapのような高機能なスキャナも存在しますが、結局100%の精度でテキスト変換してくれないので、修正の手間を考えると面倒くさくなってしまうんですよね。そもそも、その類のアプリやスキャナは価格も高いですし。
外出しての業務が中心のビジネスマンは、スマートフォンで全てを完結させたい(一発で電話やメールの操作までしたい)でしょうから、名刺をOCR認識した上で連絡先としての登録までできるのがベストでしょうが、オフィスでの業務が中心の場合はJPEG保存で十分だと思います。
それでは、次回はPC上でのエバーノートの操作を紹介します。
無料のiPhoneアプリ(Evernote×Genius scan)を利用して名刺管理をする方法(後編)