”雑誌オブ雑誌”『文藝春秋』の電子版配信開始!
ちょっと気づくのが遅れましたが、『文藝春秋』4月号から国内向けの電子版の配信が始まりました。
http://gekkan.bunshun.jp/articles/-/315
対応するプラットフォームは2つ。
まずは紀伊國屋書店が運営するBookwebPlusおよびKinoppy
紀伊國屋書店KinoppyKinokuniya Co.Ltd. カテゴリ: ブック 更新: 2012/2/28 |
もう一つはウェイズジャパンが運営する雑誌オンライン+BOOKS
雑誌オンライン+BOOKSWAYZ JAPAN INC. カテゴリ: ブック 更新: 2011/12/19 |
しばらく前から海外版の配信されてはいましたが、それは簡単に紙媒体の雑誌を入手できない(できたとしても価格が高い)海外在住者に対するサービス。
同時に国内向けの配信をしなかったのは「紙媒体の雑誌とのカニバリズムの懸念」「取次・書店への遠慮」あと「電子書籍市場の未成熟」が理由でしょう。それらネガティブな要因をおいても「今配信を開始すべきタイミングだ」と判断した、ということになります。
ただし、販売サイトが上記2つのみで、「Bookstand」や「マガストア」で購入できないところにテスト配信の匂いや若干の逡巡も見てとれるような…
ともかく、既に雑誌の電子版の配信が一般的になりつつある昨今ですが、「雑誌のなかの雑誌」と言える『文藝春秋』が電子配信されることは、ある種エポックメイキングな出来事と言えるでしょう。
過去の関連エントリ
経済2誌『電子版週刊東洋経済』と『日経ビジネスDigital』を比較してみた